
新規設備の導入から老朽化の更新まで。作業性の向上に貢献していきたい。
工務保全室秦 鉄平
- 中途採用
- 設備保全
愛知県名古屋市出身。大学卒業後に就職したガラス食器メーカーより転職。以前のように、工務保全室の上司や先輩と週2回は飲みに行きたいと願う日々。
新製品開発に合わせ、
次々と検討を進める。
工務保全室の役割は、VA(価値分析)による生産の効率化を図ることです。私は現在年間20件ほど生産設備の導入に携わっています。当社は多品種小ロットの生産体制を取っていますから、40系列以上の設備があります。現在も新製品の開発が進んでいるため、時には設計も含めてまったく新しい機械を導入することもあり、いろいろな機械に触れることができるので飽きません。また、老朽化に伴う更新では、以前の設備よりイニシャルコストを下げられるか、工数や作業人員を削減し効率良く生産できるかを検討します。そのため、社内で実際に操業する製糸課へ作業動線を確認し、設備のスペックを見直したりします。

VRなど最新技術も積極的に活用。
当社は東レの子会社ですから、東レで導入されている最新の技術を学ぶ機会も多いです。例えば、最近では設備の検討に3Dのツールを使うのが当たり前になってきています。工場建屋や設備を3Dスキャナーで撮影したデータに3DCADの図面を合わせて、作業動線に問題がないか、設備同士が干渉しないかVRで確認。それにより手直しや追加工事を減らし、コストを抑えることができます。当社では、設備投資にしっかり予算がついています。上司や役員へ必要性を説明すれば、数百万円単位の導入はすんなり承認されます。つまらないことで仕事が滞ることがなく、やりたいことにチャレンジさせてもらえる環境に満足しています。

現場の声に作業効率アップのヒントが。
仕事を進める上で大切にしているのは、実際に手を動かしている現場の声をよく聞くこと。現場へのヒアリングをしっかりした上で設備導入した結果、「作業しやすくなった!」という声を聞くのが嬉しいです。2016年度には商社を通じて中国の設備メーカーより調達を行いました。私自身も3回ほど中国へ出張し、打ち合わせ、中間と完成の立会いをしました。今までは国内の設備メーカーからの調達が中心でしたが、今後はコスト面で優位性のある海外製の設備も積極的に取り入れていきたいと思っています。